なんだかんだ長女

映画と音楽と洋服が好きな20代OLのひとりごと

エゴン・シーレ 死と乙女

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エゴン・シーレという画家を知ったのは大学でとった芸術学の授業だった。

配られたプリントに載っていた「左ひざを折って座っている女性」を見て好きだと思い、他の作品を見てみたらヌードばっかりなんで驚いた。でも服を着ている人の絵や、風景画は気に入った。

なので彼の生涯についてはほとんど知らなかったのだけど、いくつか好きな絵もあるし、芸術家の人生って気になるし、なにより主役がイケメンすぎたので観てきた。

 

芸術家らしい、ドラマチックな人生だ。彼の生活の中心は常に芸術で、他のことなんて全く考えていないみたい。収入は不安定だし、裁判にかけられるし、プレイボーイだし…。けれど才能さえあればこんな生活も許されるのだ。

わたしは芸術の才能なんてこれっぽっちもない一般人だから、こういうクリエイティブな人たちをうらやましく思う。映画のいいところは、現実ではできないことを疑似体験させてくれるところだ。もしもエゴン・シーレのような人に出会っていたら?もしも同じ時代に生きていたら?いや、もしも私が彼だったら…?

もしも彼のような才能があったとして、その才能に100%情熱を注ぐことはないだろう。お金を稼がないといけないし、モラルに反することは嫌いだし、誰とも喧嘩をしたくない。誰も不幸にはならない代わりに面白みのない人生が送ることになる。

 

わたしももう少し自分の好きなことを頑張ってみようかなあと思った。

もしかしたら百年後くらいに美人女優がわたしを演じているかもしれない。

そんなことは起こらなくても、人生が少しドラマチックにはなるはずだ。

 

ネオン・デーモン

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監督の考える美というものを見せつけられた2時間だった。

ネオン、鏡、グリッター、女、シンメトリー、血。

 

エル・ファニング演じるジェシーは田舎からでてきた夢見る少女そのもので、髪型に服装、話し方までなんだかふわふわしていた。

モデルとしては正直プロのモデルにはかなわないけど(アビー・リーベラ・ヒースコートは超トップモデルだ)、彼女の圧倒的な演技力と存在感にジェシーは特別なのだと納得させられる。彼女はとても自然だ。ナチュラルで、無垢で、美しい。ランウェイのシーンで青から赤へ、変わってしまうのだけど。

 

無機質で人工的なものは綺麗だが、心がなくて退屈だ。心が人間を人間たらしめるというのに、ほとんどの登場人物に感情が見られない。モデルたちはほとんど笑うことも、喋ることも、食べることもせず、まるで人間をやめてマネキンになりたがっているようだ。カメラマンのジャックは無表情でひたすら美しいモデルを撮っていく。ヘアメイクのルビーは、生きている人間だけでなく、死んでいる人間にも化粧を施す。彼らにとってはジェシーが生きていようが死んでいようが大して変わらないんじゃないか…。

ジェシーがネットで知り合ったカメラマンのディーンだけが、外見より中身が大事だと言っていた。彼だけが生身の人間に見えた。

 

この映画の世界、鮮やかで華やかで、見て楽しむ分には好きだけど、彼らの一員になりたいとは思えない。

ヒトラーの忘れもの

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美しい映画だと思った。

 

デンマークの海岸線に埋められた地雷をドイツの少年兵に撤去させる話は事実がもとになっているそうだ。

わたしは戦争を経験していないので誰かを殺したいほど憎んだこともない。

国語のテストの問題を解くように、彼らの気持ちを想像することしかできないのだ。

 

軍曹は最初のシーンでドイツ軍を非常に憎んでいることが強調されていた。ナチについては知識でしか知らないが、彼等がしたことを思えば憎むのは当然理解できる。

 

少年たちはまだ十代だろう。無垢な彼等は大人たちの都合で戦争へ駆り出される。戦争が終わっても地雷の処理をさせられる。本当は家族の元へ帰りたいのに。

 

農家の女性の視線が痛かった。農家なのに男手がないところを見ると、娘の父親は兵士として徴収されたのだろう。生死はわからないけれど、彼の敵を歓迎などできるはずもない。

 

彼等が作業をしていた海岸は、砂が白くてサラサラで、波も穏やかで、何も知らなければ綺麗な砂浜としか思わない。

だがその下に無数の地雷が埋まっていると知れば、同じように綺麗だと思うことができるのだろうか?

 

太陽の光、風になびく草、細かい砂の粒、打ち寄せる波。これが画面に映ると、わたしは美しいと思わずにいられなかった。

でも軍曹にとっては敵の地雷が埋まっている場所で、少年たちにとっては自分が死ぬかもしれない場所だ。その場所を、美しいと思えるのだろうか?

 

美しいものを美しいと感じる余裕がある限り、わたしは大丈夫だと思う。

世界が平和になりますように…。

はじめに

ブログなんてはじめてなのでテストを兼ねて。

 

わたしは映画と音楽と洋服が好きなのだけれど、捻くれた性格のせいかどれもこれもマイナーなものを愛してしまうのである。観た映画や好きな音楽、欲しい洋服について自分の記録用に書ければと思ってブログを始めることにした。

 

▼わたしについて

24歳のOL。 実家暮らしなのにお金が貯まらない。

 

▼映画について

えり好みせずいろんなジャンルの映画を観ようと数年前に心掛けた。ハリウッド超大作みたいのも嫌いじゃないけどヨーロッパの淡々とした雰囲気の映画が好き。ジブリも好き。一番好きな作品はチャップリンの「モダン・タイムス」。

 

▼音楽について

邦楽はほとんど聴かないし、ほとんど知らない。そのかわり洋楽は浅く広く、インディーズからポップス、ロック、ハードコアといろいろ聴く。最近はドイツ語やフランス語の曲もよく聴くようになって、自分でもよくわからない。

 

▼洋服について

服は古着屋さんで買うことが多い。ヴィンテージのデザインの素晴らしさや質の高さを知ってしまうと、なかなか普通の服屋さんで買えなくなってしまうよね。とはいえユニクロにもお世話になる。お金がほしいなあ。

 

 

 ちなみにわたしは長女なので、映画やドラマのキャラクターに長女がでてくれば無条件に応援する。「となりのトトロ」ではサツキに共感しまくるのである。(あんなにできたお姉さんではないけれど。)

 

そんなわたしである。飽きっぽいので三日坊主にならなければいいけど。